相続税対策としてのアパート経営

こんにちは、
行政書士の木本です。

相続税対策にアパート
経営をしようと思う、
というご相談を受ける
ことがあります。

結論から言うと、高齢
の初心者の方は、相続
税対策を目的としての
アパート経営はお勧め
できません。

アパート経営そのもの
が悪いわけではなく、
目的と手段を取り違え
てしまうと悲惨な結果
になることがあるから
です。

運営方法や立地、家賃
相場、入居者決めなど
をしっかり研究して、
本腰を入れて始めるの
は良いかもしれません。

ただ、現預金を不動産
に換えておけば資産の
評価額が下がるから、
という理由でアパート
経営を始めるのは無茶
です。

業者に頼めば喜んで建
ててくれますが、建て
た後の運営は、自分で
しなければなりません。

サブリース契約という
又貸しする経営方法も
ありますが、契約更新
のたびに家賃が下がり
痛い目に遭ったという
人もたくさんいます。

どんな方法にしろ、リ
スクは必ずあります。
自分でリスクを取れな
い投資は、すべきでは
ありません。最終的に
は自分に降りかかって
きます。

もし誰かから『簡単で
人任せにしておくだけ
で楽に運営できる』と
言われたら、『何も知
らない素人だろうとカ
モにしようとしている
のかもしれない』と、
疑ってかかりましょう。